メダカが大量発生!?

メダカが大量発生!?

自然循環機能を活かした農法(ふゆみずたんぼ)が創る自然との共生!!

メダカやドジョウが子育てする田んぼ

「メダカがたくさん出たから見に来て!」といううれしい知らせを受けて、7月6日、ちば緑耕舎の新海秀次さんの田んぼへおじゃましました。現地の千葉県栄町一帯には美しい水田が広がります。通常は除草剤を使うので雑草は生えないのですが……雑草がまばらに生える有機栽培の田んぼが目に付きます。「ここが、おらの田んぼ」とうれしそうな様子の新海さんにすすめられるまま、田んぼのよどみに魚とり網を入れると、ひとすくいで、どんぶり一杯ほどもあるのではないかというほどたくさんの魚やザリガニが獲れました。生きものの半分ほどはメダカ。小川でくらし、田んぼで卵を産み子育てするメダカは、コンクリート製の水路が普及して、小川と田んぼが分断されるようになってからは全国的に激減。ちば緑耕舎の新海秀次さん農水省のレッドデータブックに“絶滅危惧種”として登録されるまでになってしまい今では希少です。 丸々と太ったメダカが泳ぎ、ドジョウの子どもたちが次々生まれる田んぼは、有機質肥料の滋養に充ちて、地域の環境と一体化している証拠。「ここまでくるのに30年かかったよ」とは、人一倍地域の自然や生きもの、田んぼを愛する新海さん。農薬の空中散布を中止して10年、地域が一丸になって農薬の削減を進めてから、地域に豊かな自然の息吹がよみがえり始めました。

(写真上:ちば緑耕舎の新海秀次さん)

メダカがくらす、自然と一体化した田んぼ

メダカがくらす、自然と一体化した田んぼ

メダカたち(水槽で撮影)

メダカたち(水槽で撮影)

たくさんのメダカたちと共存する生き物たち

(文・写真/ゼネラル・プレス 原覚俊)