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葉から茎まで捨てるとこなし。
「こんなよい野菜ない!」
大分県北部、瀬戸内海に臨む国東(くにさき)半島。12月から春先にかけての菜の花の収穫時期に入ると、菜の花農家である森廣キミ子さんの家の食卓には、毎日のように菜の花料理が並びます。「上から下まで捨てるところがない、"主婦の味方"の野菜」と言うキミ子さんに、おすすめの料理を聞くと「おひたし、漬け物、きんぴら、肉炒め、パスタ、お鍋…」次々に料理名が飛び出します。「ベーコンで巻いたら、子どもにも大好評でしたよ」。
やわらかな葉の部分を使うイメージが強い菜の花。「茎の部分を捨てちゃう人も多いんだけど、もったいない! こんなに使える野菜はないですよ」。どんな料理にも使える万能野菜、この時季だけのお楽しみです。
安心なものを届けたいから
害虫被害にめげない日々。
菜の花の栽培でいちばん大変なのは、害虫被害。「2011年は暖かかったから、虫が多くて。農薬をできるだけ使わないエコ・チャレンジ栽培だから、こまかく見てまわって、見つけたら駆除するしかないですね」。竹炭から抽出した竹酢に唐辛子を混ぜた、手作りの液を散布するなど、努力と工夫を積み重ねています。
キミ子さん自身も、一人の主婦として家族に食事を作る毎日。「安全なものを家族に食べさせたいという気持ちはすごくよくわかる。だからこそ安心できるものを届けたい」と、エコ基準にこだわる理由を話します。食べる人と同じ目線で育てられた菜の花が、食卓にひと足早い春を運んでくれます。
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