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とれたて産地通信
とちのみ会(栃木県) 掲載:2008年3月4回
生産者イメージ
石橋洋二さん(48歳)プロフィール
高校卒業後、稲作を営む父親の後を継ぐ。その後、いちご栽培を開始。技術は近所のいちご農家から、習得した。現在は講習会などにも出かけ、新しい取り組みにも挑戦中。

手間をかけて苗を丈夫に育てる。ここから始まるんだ。

農作物は「大地のめぐみ」。
そう思って栽培してるよ。

いちごは毎年新しい苗にならせるので、この苗づくりから作業が始まります。うちでは苗を地面に植えず、苗を植えたベッドを棚のように組み立てる方法を、数年前から取り入れてるんだ。立ったまま作業ができるし、土の代わりに培地()を使用するから病気にもかかりにくい。ここでしっかり手をかければ、病気への抵抗力の強い苗が育つんだよ。

土には確かにいろんな雑菌がいる。でも農業を営んでいる以上、大地とつながっていたい、自然に近い形で育てたいって気持ちもある。だから杉の皮を砕いたものを培地に混ぜたりと、でるだけ有機物を取り入れてるんだ。実はこの杉、栃木県の産業廃棄物の木材を再利用したもの。「捨てるものをうまく使おう」というみんなの願いで、地元の資源が循環しているんだ。

農作物の栽培などのために調製された、液状または固形の物質。

スタートした産地交流は
課題を見つけるいい機会。

農薬は何回も使いたくないから、タイミングの見極めは勘が頼り。それに、葉の殺菌には酢を使うなど、天然素材も積極的に使っているよ。苗を植え替えたあとの土に対しても、こだわりは同じ。3年前から土に米ぬかを大量に混ぜ、熟成させているんだ。こうすると土に含まれる雑菌が活性化して、栄養たっぷりの土ができる。手間はかかるけど、苗は元気だしいちごにも甘みが増した気がするよ。

去年スタートした「佐原農産物供給センター」との交流も、新しい取り組み。うちのハウスに来てもらったけど、ちょうど試行錯誤している時期だったからね。もっとうまく行っている状態を見せたかったな。まだまだやることはたくさんあるね。

 

収穫にはミニ台車が活躍。いちご

収穫は11月半ばから5月にかけて。ハウスは3つあるんだけど、5人で作業して、1週間でようやく1周摘み終わる感じだよ。いちごはあとからあとから色づいていくからね。ピーク時は大忙しだよ。

 


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