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とれたて産地通信
八峰園(青森県) 掲載:2008年2月1回
生産者イメージ
古川治さん(48歳)プロフィール
八峰園グループで、野菜部門よりりんご部門に異動してまだ2年余り。現在はりんごを中心にトマト、にんにくなども栽培。両親、妻、息子夫婦、孫の7人家族。

熟練の技術がなければ、「葉とらず」でりんごはできないんですよ。

「葉を取らない」のではなく、
「上手に残す」ことがたいせつ。

一般には、収穫の1カ月程前に、りんごの周りの葉はほとんど摘み取ってしまって、丸裸にします。そうすることで実に日光が直接当たって、きれいな赤になりますから。でも、見栄えはともかく、おいしさは葉とらずのほうが上。光合成による葉の栄養が、ちゃんと実に行きわたるから、葉とらずの方がだんぜん甘いんです。糖度を調べると、1度程度高いという結果も出ています。

「葉を摘まない分、手間が掛かっていない」と思われることもあるようなんですが、まったくちがいます。手を入れずに、葉を自然に茂らせたままではだめなんです。まるっきり陰になる部分が出ないように、うまくすき間をぬって、実にも日光が当たるように枝を摘まなければいけないんです。これは熟練の技術が必要なので、りんご栽培歴が2年程度の私ではまだとてもできません。りんご栽培で何十年ものキャリアを持つベテランがいる八峰園だからこそできる「葉とらず」なんですよ。

収穫が終わったらすぐ 次の年の作業が始まります。
八峰園では、9月上旬の「つがる」りんごの収穫に始まって、紅玉、ジョナゴールド、王林、昂林(こうりん)、そして11月中旬の「ふじ」の収穫と、年内は出荷作業に追われます。

それが終わった年明けすぐには、枝の剪定にかかります。春になって花が咲いたら、余分な花を摘む作業にかかります。残した花が実になるのです。作業には2カ月くらいかかります。

その後も、草刈りや伸びすぎた枝を取り除いたり、日々の作業はたくさんあります。1年中気は抜けませんね。

 

青島みかんは大玉でも甘み充分。
エコ・青森の葉とらずりんご(ふじ)

比べてみれば一目瞭然。葉っぱが青々と茂っている八峰園のものと違い、一般の果樹園のものは、りんごの周りはほとんど裸。これが甘さの違いを生み出しているんです。

 


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