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とれたて産地通信
大紀コープファーム(奈良・和歌山) 掲載:2007年10月1回
生産者イメージ
中上浩之さん(31歳)プロフィール
農業歴は10年。祖母・両親・妻・娘2人の7人家族。奈良県で柿のほか、梨、梅、キウイ、ブルーベリー、りんごなど、さまざまな作物を栽培している。

隣の畑のことも思いやる、それが当たり前だよね。

奈良の「刀根」さんが 見つけたから「刀根柿」。
「刀根柿」は割と新しい品種。50年ぐらい前の台風のときに折れた「平核無(ひらたねなし)柿」の木から出た若枝が始まり。別の柿の木に接木(つぎき)して、そこになった柿を収穫したのが奈良県の「刀根さん」だったから、この名前になったらしいね。

うちで柿作りを始めたのは、祖父の代。栽培で特に気を付けているのは、農薬散布。自分の畑だけじゃなく、隣のことも考えて散布するんだ。減農薬栽培している畑と有機栽培をしている畑が隣接しているときは、薬が飛び散ったりしないよう、本当に気を遣うよ。

薬をまくときは、隣に声をかけてから、普通なら機械でまくところを手作業で、しかも風のない朝や夕方を選んでまくんだよ。もちろん逆の場合は隣が声をかけてくれる。せっかく減農薬を心がけてるんだから、お互いを気遣いながら管理は徹底しないとね。うちの産地では、隣の畑との間に目の細かいネットを張ったり、念入りにやってるよ。

子ども達といっしょに、 自然の楽しさを味わいたい。
収穫時期になると、娘達は蚊取り線香をさげて畑に来て、とったものをそのまま食べて「おいしい!」って。栽培しているのはフルーツが中心だから、その場で食べられるのがいいよね。なかなか休みはとれないけど、ひまを見つけて家族でキャンプに出かけるんだよ。バンガローや貸しテントでは物足りなくなって、去年とうとうテントを買ったんだ。子どもに自然の楽しさを味わわせてあげたいからね。

 

この「室(むろ)」で 渋抜きするんだよ。
刀根柿はもともと渋柿。写真の「室」で、4〜7日かけて炭酸ガスにさらして、柿のなかの「タンニン」という渋み成分を包み込んで、渋みを抜きます。これで甘い柿に!

 


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