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とれたて産地通信
さしばファーム(沖縄県・宮古島/伊良部島) 掲載:2012年2月3回
どうだい、この甘み。研究のたまものさ!

逆転の発想で、
「あずまぁ!(おいしい)」かぼちゃに。


組合員の手元に届く日を念頭に、かぼちゃを追熟して甘みをのせています。「試食を繰り返して、ベストな日数を探り出したんだ。一番おいしい状態で届くと思うよ!」(下地さん) 「農業は普通、土づくりからって言われるでしょ。うちは逆転の発想。葉っぱから栄養を与えていったんだ」と話すのは、「さしばファーム」代表の下地幸清(しもじ・こうせい)さんです。
下地さんは、養分となる「酵素」や、害虫をおさえる忌避剤「酢唐酎(ストチュー)」を地元の素材を使ってみずから作り出し、葉に散布。日々畑を見まわってはタイミングをはかって与え、これまた手作りした有機質肥料と組み合わせて栽培しています。この結果、どんどん味がよくなり、実も大きいかぼちゃが収穫できるように。「砂糖がいらないくらい甘くてホクホク。あずまぁ!(おいしい)かぼちゃさ」と満面の笑みです。


「仲間といっしょだからできる。
楽しさが味につながるよ」。

みずから編み出した栽培方法を仲間に広め、30人の生産者をまとめている下地さん。「栽培技術や収穫量の向上も、1人なら30年かかるけど、30人なら1年でできる。発想の転換さ」と代表としての思いを語ります。指示どおりに栽培されず、失敗した畑から、次につながるヒントを得たことも。「楽しく続けて成功を重ねれば、みんな明るくなる。そうすれば、後継者もついてくるさ」と未来にもまっすぐに目を向けます。
そんな下地さん、さらなる高みをめざし、今も研究に勤しむ日々。畑では10通りもの栽培実験が進行中です。海を越えて届く渾身の力作。その濃い味わいを、まずは下地さんおすすめの煮物か素揚げでどうぞ。

 

産地クローズアップ

さしばファーム(沖縄県・宮古島/伊良部島)
冬でも温暖な気候を利用し、独自の栽培方法で1〜3月の間かぼちゃを出荷。「9年間同じ畑で作ってるけど、一度も連作障害がないね」(下地さん)。

 
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