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とれたて産地通信
九州青果物流通センター(熊本県) 掲載:2010年3月4回
生産者イメージ
宮崎憲二さん(60歳)プロフィール
農業ひと筋38年、栽培の主力がトマト。自宅でも農業関係のドキュメント番組などを見るのが好き。「農業はオレの天職だね」

今のトマトもうまい!って知ってる?

ハウス栽培は
温度管理が命!

一般的に「トマトは夏」っていうイメージがありますよね。もちろん夏のトマトはうまいんだけど、じつは冬に育った今のトマトもまた格別! うちの産地では、むしろ冬のほうが盛んに栽培されていますよ。

冬にトマトはビニールハウスで栽培します。栽培するうえで何よりも重要なのが温度管理。ビニールハウスって、温度管理が意外とむずかしいんですよ。ハウスの中にさらにビニールのカーテンを張って二重にしたり、マルチという布や、わらをハウス内の土に敷き詰めるなど、あらゆる手を使って暖かさを逃がさないようにしているんです。かといって閉めっぱなしではなく、タイミングをみて換気しないと湿気で病害虫がわくもとにもなる。片時も目が離せないですね。

うまさの秘密「積算温度」って、
わかるかな?

夏のトマトと冬に育ったトマトは、どちらもおいしいけど、味は別もの。トマトの味の決め手となる「積算温度」って知っていますか? 一日の平均気温を毎日足していって、一定の温度を超えたら収穫するという、目安にもなる数字なんだけど、トマトの積算温度は、1600〜1800℃っていわれています。収穫までに必要な日数がどれくらいかというと、夏は平均30℃近くになるから、1カ月半くらいかな。それに比べ冬はハウスの中が平均20〜25℃に保たれているので、収穫までには少なくとも2カ月以上の期間が必要なんだ。

この日数の違いが味に表れる。夏のトマトは早く育つためか、甘みよりも酸味のきいたさっぱりとした味わい。今のトマトは夏に比べじっくり熟しているから糖度が上がり、甘みの濃い中身の詰まったトマトになるんだよ。夏のトマトも季節に合っているからおいしいけど、今のトマトのうまさもぜひ知ってほしいな。

 

スパゲッティや煮物にも。

味が濃いトマトは、そのままはもちろん、加熱してもうまい! そろそろ暖かくなるこの時季は、煮物やパスタソースに使ってもおいしく仕上がると思うよ。

 
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