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逆転の発想で、
「あずまぁ!(おいしい)」かぼちゃに。
「農業は普通、土づくりからって言われるでしょ。うちは逆転の発想。葉っぱから栄養を与えていったんだ」と話すのは、「さしばファーム」代表の下地幸清(しもじ・こうせい)さんです。
下地さんは、養分となる「酵素」や、害虫をおさえる忌避剤「酢唐酎(ストチュー)」を地元の素材を使ってみずから作り出し、葉に散布。日々畑を見まわってはタイミングをはかって与え、これまた手作りした有機質肥料と組み合わせて栽培しています。この結果、どんどん味がよくなり、実も大きいかぼちゃが収穫できるように。「砂糖がいらないくらい甘くてホクホク。あずまぁ!(おいしい)かぼちゃさ」と満面の笑みです。
「仲間といっしょだからできる。
楽しさが味につながるよ」。
みずから編み出した栽培方法を仲間に広め、30人の生産者をまとめている下地さん。「栽培技術や収穫量の向上も、1人なら30年かかるけど、30人なら1年でできる。発想の転換さ」と代表としての思いを語ります。指示どおりに栽培されず、失敗した畑から、次につながるヒントを得たことも。「楽しく続けて成功を重ねれば、みんな明るくなる。そうすれば、後継者もついてくるさ」と未来にもまっすぐに目を向けます。
そんな下地さん、さらなる高みをめざし、今も研究に勤しむ日々。畑では10通りもの栽培実験が進行中です。海を越えて届く渾身の力作。その濃い味わいを、まずは下地さんおすすめの煮物か素揚げでどうぞ。
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