(農)山形おきたま産直センター 第1回 田んぼの生きもの調査
調査日時:4月20日
参加人数:20名
参加団体:山形おきたま産直センター、置賜農業高校
調査地点:川西A
調査項目:基礎調査、イトミミズ・ユスリカ調査
産地特徴:20年前から減農薬・減化学肥料栽培、10年前から有機農業を行い、地域に環境を守る農業を広げ続ける。外食チェーン「びっくりドンキー」や生協に出荷。
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『農業で環境を守る』産地から情報発信
4月とはいえ、まだ寒さが厳しい山形・置賜地区。おきたま産直センターは、一面の水田が広がるこの地域で20年前から減農薬・減化学肥料栽培に取組むなど、環境に調和した農業を地域に広げています。このおきたま産直センターで初の「田んぼの生きもの調査」が行われました。調査は生産者のほか地元、置賜農業高校の生徒も加わり、総勢20名で行いました。
おきたま産直センターでは、生き物を増やすための池「ビオトープ」を地域のあちこちに設けています。さらに、除草剤を地域ぐるみで使わないようにしていることもあり、ビオトープや周辺の田んぼでは、マツモムシ、シマドジョウなど、今ではすっかり珍しくなった生きものも見つかりました。「一時期減っていたカブトガニが、あちこちの田んぼで大発生するようになりました。自然の力が回復してきているのでしょうか」(生産者)「今後は生きもの調査を通じて、環境を守る農業をPRしていきたいですね。」
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川西A:田んぼ/ウキクサ、ビオトープ/マツモムシ・シマドジョウ・アメリカザリガニ・タモロコ
(写真右:イトミミズ)

イトミミズが10アールあたり285万匹見つかりました。今後気温・水温の上昇と共に、イトミミズがさかんに土を雑草の種の上に降り積もらせるため、十分に抑草効果が上がる田んぼであると思われます。土も還元状態(酸素が少ない状態)で、雑草は発芽しにくくなっています。水面を覆い、遮光することで雑草を抑えるウキクサも見つかりました。抑草効果を生む要素が二重三重に準備されています。ビオトープを備えていることもあり、マツモムシや、シマドジョウも見つかりました。生物多様性(生きものの豊かさ)を増やす対策も十分になされ、有機栽培の基本となる田んぼといえるでしょう。
岩渕成紀(いわぶち しげき) 1956年生まれ。宮城教育大学教育学部卒業。兵庫教育大学生物学科修士課程終了。仙台市科学館学芸員、宮城県立田尻高等学校経論を経て、2005年NPO法人田んぼ理事長 |

山形おきたま産直センターDATA


