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くびきECO研究会 第1回 田んぼの生きもの調査

調査日時:4月10日
参加人数:12名
参加団体:くびきECO研究会、JAえちご上越、やよいフィールドスタッフ、新潟県普及指導センター、NPO里山学校
調査地点:矢住A(ふゆみず/不耕起/有機栽培)、 矢済C(冬期落水/耕起/慣行栽培)
調査項目:基礎調査、イトミミズ・ユスリカ調査、クモ調査

くびきECO研究会データ
産地特徴:頚城(くびき)村(現・上越市)産業課とJAえちご上越の呼びかけで、2004年12月、「頚城村認定農業者協議会」「謙信の郷」「やよいフィールドスタッフ」「NPO里山学校」の4組織が集まり結成。「田んぼの生きもの調査」をすすめる。地域の環境と調和した農業体系作りを目指す。

頚城区矢住

『子どもたちや地元の人を交えた楽しい調査にしていきたい』

 昨年度に続いて、調査2年目を迎えた「くびきECO研究会」。昨年度は水漏れがひどくて水質の測定ができなかった1ヶ所を省いた、2ヶ所を中心に調査がスタートしました。これまでは、農家が中心になって調査をしてきましたが、今年度は地元や消費地の人、子ども達をどんどん呼んで、消費者交流を兼ねた調査にしようと、メンバーは意気込んでいます。ある雑誌の企画とタイアップして、小学生を調査に呼んだり、地元の農業高校の学校出の田植えと日程を合わせて、高校生を調査に呼んだりすることも計画中。「矢住A田んぼ」は昨年「ふゆみずたんぼ」の技術で雑草を抑えようとしたものの、うまくいかず雑草に悩まされました。今年は雑草を抑えることはできるでしょうか。
   2ヶ所以外にもメンバーの田んぼを比較調査していく計画。生きものあふれる田んぼが、地域の振興に、雑草対策の技術向上につながるのではと、期待がかかります。

■結果発表!
第1回調査:矢住A=イトミミズ8,000、ユスリカ0 矢住C=イトミミズ94,000 ユスリカ2,000
イトミミズ・ユスリカ調査

土の中の生きものを調べる参加者
▲土の中の生きものを調べる参加者

調査の様子
▲調査の様子




■見つかった生きもの達

ヤマアカガエルのオタマジャクシ矢住A:(田んぼの中)ヤマアマガエル(幼生)
矢住C:(田んぼの中)ヤマアマガエル(幼生)、ヒル、ミミズ、センチュウ

(写真右:ヤマアカガエルのオタマジャクシ)

■データを読む! JAえちご上越 松永淳哉さん

 A田んぼは、昨年秋から水を張っていました(12月上旬から4月上旬までは積雪)。そのため、3月下旬から水辺の環境に産卵するヤマアマガエルの卵塊が多数見つかるようになり、今回の調査では、オタマジャクシに成長していました。慣行栽培のC田んぼにもオタマジャクシがいましたが、このままでは水が無くなり死んでしまうため、救出作業も行いました。
 A田んぼは、昨年に比較すると雑草の発生も少なく、今年はうまくいくのでは?という期待を持たせてくれますが、注意深く見守っていきます。
 イトミミズとユスリカは、昨年に引き続き慣行栽培のC田んぼの方が多く見つかりました(ただし、水が少し溜まっていた部分に集中していることも考えられます)。これは、新潟県上越地方が例年より気温が低く、水温も上がらないことが関係しているのではないかと思われます(桜の開花は平年より2日遅れの4月12日)。