「2008年度へ向けて、産直をになう若い後継者からのメッセージ」 

JAえちご上越 やよいフィールド 会長 西條 裕之 西條裕之さん

 ここ数年、東京方面に赴く事が多くなってきました。研修会・会議・交流等々、やよいも全国区となり益々気の引き締まる今日この頃です。その「気」の基になるのが消費者の方々からの熱いメッセージです。・・・まったく皆さんはその気にさせるのがお上手!

 さて、2007年を私なりに漢字1字で現すと「感」、そして流行語大賞は「秋代ふゆみずたんぼ」につきます。生き物調査を始めて3年が経ち、成果を出す事しか考えていなかった過去におさらばです。半ば義務的に行っていた生き物調査から脱却し、田んぼを感じ、満々と溜まる水を感じ、そこから生産者消費者問わず生かされている事を感じる事ができました。その中で、秋代ふゆみずたんぼの無限な可能性を直感したのです。

 今まさに循環型社会のスタートが切られました。生き物と人、人と人とのサークルに感謝の気持ちでいっぱいです。この気持ちを脈々と後生に伝える事が、我々やよいだけでなく、関わる全ての人の成すべき事だと思います。 

JAえちご上越 やよいフィールド スタッフ副会長 草間 和幸草間和幸さん

  稲刈りが終わる頃から師走にかけて、様々な会議やセミナーが開かれます。そこでの冒頭の挨拶は、きまって『今、農業の情勢は大変厳しく・・・』と同じセリフです。慣れとは恐ろしいもので、長年言われ続けると、そのセリフにも驚かなくなってしまいました。

 来年、私は就農10年目を迎えます。有機栽培は9年目を迎えます。植物に自分を例えると、やっと種から根を出したくらいでしょうか。これからは自ら、その根を長く、太く、そして多くつけて、芽を出さなければなりません。そのために、今、芽を出さんとする自分や我ら『やよい』のメンバーに、清らかな水と、熱い光を、皆さんからも少し与えていただければと思っています。そして私たちが生長し、花を咲かせる頃には、『今、農業の未来は前途洋々で・・・』となるような挨拶が様々な場所で聞くことができればと思います。

そのために『やよい』をはじめ、新潟県上越の生産者、一丸となってこれからも皆さんの台所と健康、そして豊かな国土を支えていきたいと思います。『おかわりっ!』と大きな声が、いつまでもここ新潟に届くよう、美味しいお米をこれからも作り続けたいと思います。

JAえちご上越 やよいフィールドスタッフ事務局 松永 淳哉松永淳哉さん

当産地(新潟県上越地方)の2007年の幕開けは、例年にない少雪で始まりました。

「雪の少ない年は、害虫の発生が多い」という通説があるのですが、田植え後、エコ米・ふーど米栽培の田んぼを中心にイネミズゾウムシの被害に悩まされました。

 その後も、7月には新潟県中越沖地震が発生し、当産地も少なからず被害が出ましたし、8月は連日30度以上の高温が続くなど、とにかく自然の力に振り回された1年でした。

そんな中、やよいフィールドスタッフの皆さんと、環境に配慮した米づくりを確立するため、色々なことにチャレンジしているわけですが、2005年から取り組み始めた、生きもの調査・ふゆみずたんぼには、新たな展開が見えてきました。

生きもの調査は「農地・水・環境保全向上対策」の共同活動として、ふゆみずたんぼは、この地方独自の「秋しろふゆみずたんぼ」として、それぞれ発展していきそうな気配です。

取り組みを始めた2005年当初は、思いもしなかった展開ですが、我々が続けてきたことが無駄ではなかったとうれしい反面、今後も挑戦し続けることの必要性を感じています。

2008年も、農業を取り巻く情勢は急激に変化していくと思われますが、やよいフィールドスタッフの皆さんとともに、安全でおいしいお米の生産を目指します。