サッと茹でておひたしにしたり、からしやゴマで和えても美味しいね。あまり知られていないところでは、ピザに乗せるとかかな。意外な取り合わせだけど、ぜひ試してみてよ。 南伊豆太陽苑・伊藤さん
地中海沿岸が原産で、日本には弥生時代に中国から渡来したと言われています。初めはほとんどが照明用の菜種油の原料とするための栽培で、食用に作られるようになったのは、明治時代以降のことです。 当初は高級品として扱われていましたが、品種改良などで出荷が長期化し、家庭でも手軽に味わえるようになりました。
●1月〜3月 ●菜の花には、主に花蕾を食べるタイプのものと、葉茎を食べるものがあります。前者には、健康、サカタ88、南九州20号といった品種があり、からし和えや菜の花漬け、サラダなどに利用されています。後者では、オータムポエムや早陽2号というものが多く出回っており、ほうれん草や小松菜と同じ感覚で、炒め物や肉料理のつけ合わせから、おひたし、ごま和えまで、幅広く楽しめます。
菜の花はとても栄養価が高く、良質のタンパク質やビタミン、ミネラル類に富んでいます。100グラム当たりのビタミンAはホウレンソウ並みにあり、ビタミンB2は卵1個とほぼ同量です。カルシウムもほうれん草の3倍、鉄分はニラの4倍も含まれています。花蕾には、植物の持つ栄養がたくさん詰まっているため、その部分を食べられる菜の花を利用すれば、効率良く栄養をとることができるのです。また、アルカロイドを含んでいるため、ストレス解消や疲労回復などにも効果があります。
その日のうちに食べない分は、湿らせたキッチンペーパーで全体を巻き、それを更にラップで包んで、花のほうを上にして冷蔵庫の野菜室に入れます。日がたつと美味しさが半減してしまいますので、できるだけ早く食べるようにしましょう。ゆでたものはラップに包んで冷凍保存をします。
菜の花の歯触りを大切にするために、調理の際には茹ですぎに注意しましょう。茹ですぎることによって、ビタミンCも流失してしまいます。ただし、茹で方が足りないとアクが残りますので、沸騰した湯にさっと入れ、少し弾力を感じるくらいになったらザルにとります。上げた後、水にさらすと水っぽくなりますので、そのまま冷ましましょう。