昔はよく、皮ごと洗って陰干しした里芋を茹でて、シンプルに塩だけ付けて食べてたよ。最近は豚肉と野菜を入れてみそで煮たり、煮っころがしとかにすることが多いかな。 ■常総センター・沼本さん
スリランカが原産地で、日本へはまだ稲が伝来していない頃、中国よりもたらされました。里でとれるため、里の芋→里芋と名づけられ、さつま芋やじゃが芋が登場する江戸時代までは、芋といえば里芋を指していたといわれています。
●9月〜11月 ●親いも用、小いも用、親子兼用とに分けられます。親いも用としては筍いも、小いも用としては、肉質が柔らかく煮崩れしないのが特徴の土垂(どだれ)や、コロンとした楕円形の石川早生が代表品種です。親子兼用では形が海老に似ている海老いも、関西では雑煮に利用する八つ頭などがあります。
主成分はデンプンとタンパク質ですが、水分が83%とイモ類の中では最も多く、とても低カロリーです。塩分の取りすぎを抑える効果があるカリウムは、他のイモ類に比べて抜群に多く含まれています。また里芋特有のぬめりは、多糖類の炭水化物であるガラクタンとたんぱく質に、マンナンという食物繊維が加わったものです。ガラクタンは、脳細胞を活性化して老化やボケを防いだり、免疫力を高めてガンの増殖を抑制する働きがあります。
腐りやすいですので、できるだけ早く食べ切ることが大切です。低い温度(5度以下)ですと低温障害を起こしますので、冷蔵庫へは入れず、乾燥しないように新聞紙に包んで室温で保存をします。皮がむいてあったり、きれいに洗ってあるものは、すぐに使い切るようにしましょう。
皮をむく時に手がかゆくなることがありますが、これは里芋のシュウ酸ナトリウムによるものです。塩や重曹をつけたり、酢水に手をつけたりすれば、かゆみを防ぐことができます。
◆パルシステムレシピ集 ・里芋でんがく ・鶏スペアリブと里芋のうま煮 ・里芋の揚げだし