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作品タイトル:水俣の自然と母のとうきび
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皆さんにとっての「とうもろこし」といえば、やはりスイートコーンでしょうか。私にとっての「とうもろこし」は、「とうきび」です。決して「サトウキビ」ではありません。
私の実家は、水俣病で有名になってしまった熊本県の水俣市にあります。そこで両親は、農業をしながら私と弟の2人を育ててくれました。母の作るとうもろこしは、現在多く流通しているスイートコーンと違って昔ながらの硬いとうきびです。スイートコーンのように甘くはありませんが、私にとっては、幼いころから食べていることもあり、歯応えがあって噛めば噛むほど味の出る、これこそとうもろこしなのです。私の子供たちもおばあちゃんの作るとうもろこしが大好きです。年に一回夏休みに子供たちと帰省する私たちにとっては、このとうもろこしが楽しみの一つでもあります。昨年は冷夏のせいもあり、食べることができませんでしたが、今年の夏は、思う存分食べることができました。
また、小2の次男が「ぼく、スイカ割りしたことないな・・・」というので、母に畑のスイカを採ってきてもらって、4人の子供が代わる代わる竹の棒を持ちスイカ割りをしました。棒が細いこともあり、なかなかスイカは割れません。4人で何回繰り返したことでしょう。しかし、それがかえって子供にとっても楽しみが長続きし、父や母、私の笑いも誘いました。この母のスイカも、今年はおなかの中にたくさん収めることができました。
帰省するたびに私たち親子は、母の作った無農薬野菜を食べることができます。無農薬もさることながら、母の愛情がたっぷり詰まった野菜だからこそ、その味も格別なのだと思います。そして、子供たちに畑を見せ、野菜の育っている様を見せ、野菜ができるまでの苦労や食べ物のありがたさ、そして何よりも祖父母のありがたさを感じさせることができればよいなと思っています。
今年の夏は、これらの他にも庭でのプール遊び、川遊び、竹馬を作っての竹馬乗り、虫取り等々たくさんの思い出を、子供たちと両親と共有することができました。帰省させてくれた夫と水俣の自然、そして両親に感謝したいと思います。 |
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